束の間の2
束の間もたて続くと単なる長い時間になっちゃうから気をつけないといけない。
奈良時代とかの長さの単位で1束が指四本分くらいだそうだから、「ちんたら休憩してたら指が100本にも200本にもなって襲ってくるよ」ってゆう根拠のない怒られ文句があっても良さそうなものです。
なんてまたくだらないことを。と思うかもしれないけど(とゆうか絶対思うけど)、迷える現代社会にはまさにその“根拠の無い怒られ文句”とおんなじものが必要なんじゃないかと思うんです。
それはマックス・ウェーバーのゆう「仕事(ザッへ)へ帰れ」ってこととも共通するであろう何かです。
時代は違えど、形は違えど、やはりどこか似た状況下にあるように思えてやまないのです。
自由や個性が尊重され、無責任に突き放された個人は、国家としては愚か、集団として存在する意義を失っちゃう。だから要するに、戦後の日本がみたような目指すべき明確な(当時の欧米先進国とかってゆう)モデル、しかもそれが資本主義的な文明に支配されるものではない文化的ベクトルが必要なんじゃないかなあと思うわけです。
そんなことをちょうど考えていた時にたまたま本屋さんでみつけた、姜尚中さんの『悩む力』。マックス・ウェーバーと夏目漱石の観点から現代社会をみた本で「うん。やっぱりそうだよな。共通してるよな。」と興奮したもんです。
そうこうしているうちに束の間が束の間じゃなくなってきて、すっごい数の指がざわざわ襲ってきたらどうしようってさっきから後ろが気になって気になってしょうがなくなっちゃったんでこの辺にしときます。
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