夢をみる夢を

なんてことはない。夢を見るという夢を最近見ていない。ただそれだけだ。

夢って途中で気づける時があって、いい夢ならぜひとも続行願いたいから、気づいたことに気づかない振りをしつづけるけど、嫌な夢なら当然すぐ抜け出したい。
ぐっと踏ん張って夢から覚めたと思いきや、そこもまだ夢だったってゆうパターンの夢のことを“夢を見る夢”と呼ぶ。僕はそう呼ぶ。というか僕しか呼ばないかもしれない。そもそもそうゆう夢のパターンのことなんて多分なんとも呼ばない。

そんなことは置いておいて、いま僕は“夢を見るという夢を最近見ていない”という状態にいよいよ属されてしまった。生まれてこの方“男である”という分類にも属しているし、“今パソコンをいじっている”状態にも属しているのに。
それだけでも大変なのに、“おなかがいっぱいである”にも、“まだ包丁を持って帰っていない”にも属している。
数え上げればキリがない。

こんなに属していながら、「忙しい」とか「疲れた」なんて口にしない僕はすばらしい。

という夢を見たい。